上下水道施設の調査・診断


下水道防食協会では、経験豊富な技術者が調査・診断を行います。また、EPMA(電子線マイクロアナライザー)を用いて、断面の詳細分析を行い、劣化の進行状態、腐食環境などを把握します。これらの調査結果に基づいて、根拠ある防食設計が可能となりました。

Step.01
  • ミーティング
  • 作業の確認

  • 換気工
  • 準備工
  • 投光器設置
    足場架設等

Step.02
  • 目視調査写真記録
  • 硫化水素ガス濃度測定
  • 水質検査
  • 非破壊検査
Step.03
Step.04
  • コア採取
    • 中性化深さ測定
    • 圧縮試験
    • EPMA分析
  • はつり調査

 
枠囲み以外の作業は全て現地実施

EPMAによるコンクリートの調査・診断


  • 劣化状況の把握
  • (劣化範囲、劣化深さ:現況調査)

  • 施工環境の把握、機体耐用年数の把握
  • 腐食環境条件の把握
  • (水質分析、硫化水素濃度測定等)

  • 劣化深さの精査
  • (EPMAによる硫黄浸透深さの測定)

  • 補習・補強要否の判定
  • 腐食環境条件の判定

EPMA(Electron Probe Micro-Analyzer)は、分析面の元素の分布状況を、カラーのマッピング(地図)で表示できる装置です。量の大小は、分析結果の右にカラーバーで示されており、白色で量が多く、青色になるにしたがって、量が減少することを表しています。中間の量は、赤、黄、緑などの色で表示されます。


EPMAによるコア断面の分析


イオウの分析結果
白色部分が劣化部(石こう化した劣化部分)
カルシウムの分析結果
白色部分が健全部(セメント硬化体健全部)

当協会について


 当協会は、幹事会社4社<ショーボンド建投(株)・化工建設(株)・(株)ニューテック康和・ショーボンドマテリアル(株)>で、各社の得意分野の技術を持ち合い、協力し合えば必ずや環境に関わる様々な問題解決に貢献できるのではないかとの構想を温め、設立された協会でございます。